クリント・イーストウッド「硫黄島からの手紙」2006年/米

こちらの初日に行って参りました。運河mk2にて。99%日本語。なんてありがたい。
敬意を表してニノと呼ばせていただくが、ニノがとてもよかった。スコップもって現れるとこ最高。
どうにもこうにも根っからの厭戦家で、日本の戦争や軍隊をリアルに描いたような映画もかつての大日本帝国も苦手とする者としては、こういう視点は大変観やすかった。それでもこの映画にリアリティを感じ、ああここから戦闘機が飛んで行ったのだなというその後の戦況への想像を膨らませて半泣きだったのは前半。あの島の形、存在感は素晴しかった。あんな島、沈んでしまえば、とほんとに思った。それが後半になるとニノがどこまでどうなるかが見物になった。
俳優はみんな好演でした。しどーも好きじゃないけどあれは面白い。テーマも気に入らず、出てくる役者が小粒で面白くなかった「星条旗」よりもずっと満足。
なかでもとても気になったニノの友人役の松崎悠希さんという方のブログ、これは可笑しい。
http://www.yukimatsuzaki.com/blog/