大塚一家 マレをゆくの巻

パリは真夏になりました。生命の危機を感じています。
日曜日の今日はマレあたりを中心に散策。
朝一でオペラ・ガルニエを見学しておいてもらったあと合流して、メトロで移動。ポンヌフ橋へ。すぐ下をマラソンランナーの大群が走っていた。今日はパリマラソンか。
歩いてノートルダム。日曜日だったので礼拝中。賛美歌が響くなかを歩く。観光客の数が多くてさすがにかなりがやがやしていた。
また歩いてオテル・ド・ヴィルを通り過ぎ、サントル・ポンピドゥを目指す。中へ入る前に近くのお店でランチ。午前中のさわやかな空気ののこるテラスで、おいしくいただいた。
ポンピドゥでは妹にゆっくり楽しんでもらい、私は適当に歩いてあとはベンチでリラックス。今年はフランスにおけるアルメニア年。ということでアシール・ゴーキーの絵が展示されていた。
にぎわう小道をいくつか通り過ぎて、カルナヴァレ美術館へ。こんな立派なお屋敷だったのか。今日は暑くてぼーっと歩き回って終わりにしてしまったけど、無料で入れるのでまたゆっくり行ってみようと思う。
近くをすこし散歩した後は、ヴォージュ広場へ。せまいながらも芝生じゅうに寝転がる若者たち。こういう光景にはもう慣れたけど、やっぱり笑うところだよね。
終着点はバスティーユ広場。運河をちらっとみる。ほんとは運河くだりをしたかったけど、今回は断念。残念ながら。ここのオペラ前でミッチと待ち合わせて、近くの中華で夕食とする。滞在許可証をもらいに来たときにふらっと入ったお店で、なかなかおいしかった。お店の人たちも親切で満足。
バスティーユからは29番バスでホテル近くまで戻ることに。魅力的な界隈を通ってくれるバスでよかった。窓の外を観て楽しむ叔母。ああこういうところリヴェットに出てきた。定点観測的に。ああここはロメールだ。でもなんだってフランスの男性は年をとっても理屈っぽい会話が好きなんだい。台詞が多すぎる! こっちは全部映像で見せてくれればいいってのにもぅ、と。まあ同感。でもそれぞれの楽しみはある。
ホテルまで送りとどけて解散。当然ながらぐったり。なんとか今日も無事に終わってくれた。あと2日半です。