ジャン・ユスターシュ「僕の小さな恋人たち」1974年/仏

どんなかわいい恋人たちの物語かと思っていたら。他の映画でみるのと変わらぬ容貌のイングリット・カーフェンが母親として出てきてしまった。ああ。
毎度フェードアウトで切り替わる画面に、着ている服からなにからまるでかわりばえしない別の日の少年の姿に、諦念の重なりをみるようで、それにしてはその少年が映画の時間のあいだじゅうずっと若すぎて、たまらなかった。
このあとすぐに上映が始まった「ジェリー」は、満員で入れず。