MUSEE DES ARTS DECORATIFS

今日まで使えるパスを譲り受け、ルーヴル宮にある装飾芸術美術館へ行ってきました。デザインに関する美術館が複数入っています。
http://www.lesartsdecoratifs.fr/index.html
今日のお目当ては広告博物館だったはずが、現在の企画展はフランスのアニメーションCM特集で、平面デザインはほとんど見られずだったので、ささっと歩いて終わりにして、すぐお隣の、中世から現代までの室内装飾品を集めた美術館へと移動。リニューアルしたばかりで見応えのある展示。フランスのものが中心のコレクションとなるとやっぱり20世紀初頭、一気に工業化が進む直前の時期のものが圧倒的に魅力的です。アール・ヌーヴォーアール・デコの時代。
http://f.hatena.ne.jp/tomcot/20080117165200
http://www.lesartsdecoratifs.fr/fr/01museeartsdeco/03visite/01parcours/page04-01-06.html
続いて、クリスチャン・ラクロワの企画展をやっている服飾美術館へ。すでに3ヶ月目に入っているのに、場内は大盛況。ほとんどが女性。服飾の勉強をしている若い子たちは、床に座ってスケッチしたりメモを取ったり。目の前で何時間も、ラクロワのオートクチュール作品と過ごせるというのはすごいことだなと思う。なにしろ細部が楽しすぎる。さらに熱心に展示を見つめるのは、この国でファッションを最も楽しんでいる50-60代の女性たち。活気ある雰囲気に感激もひとしお。その色使いの才能をわけてちょーだいとばかりに、じっくり堪能しました。

コレクションの映像を上映しているコーナーではちょうど1999年の秋冬がみられたのだけど、それがまた素晴しかった。ほれぼれ、うっとり。文句なしの賞賛。ああ楽しかった。
http://www.lesartsdecoratifs.fr/fr/02museemode/christian-lacroix/page02.html
http://www.christian-lacroix.fr/index-expo-artsdeco.htm