ハワード・ホークス「エル・ドラド」1966年/米

これでやっと、「リオ・ブラボー」「エル・ドラド」「リオ・ロボ」、3つの変奏を観ることができた。体に残った弾丸がもとで右手が麻痺して銃が持てないという制約を受けたジョン・ウェインと、飲んだくれシェリフ、ロバート・ミッチャムの素晴しさにおいて記憶されるであろう作品。ミッチャム。これで苦手意識も一気に克服だ。
へんなものを見せようと言う気はとくにないと思うのだけど、映画冒頭で登場した時のミッチャムの歩き方もへんだったし、ジョン・ウェインの乗る馬の歩き方も模様もすごいへんだった。のんきな音楽にのってA級でもB級でもないおかしな次元を行き来するホークスを、今日も無事堪能できました。