ハワード・ホークス他「人生模様」1952年/米

O・ヘンリーの短編を5人の映画監督が撮ったオムニバス映画。軽い気持ちでみてみたものの、一遍一遍きちんと脚色されており、俳優も豪華、作家のジョン・スタインベックがナレーター役で画面にも登場し雰囲気作りに一役買っていて、すっかり「最後の一葉」にも「賢者の贈り物」にも泣かされた。ああいうてらいのないストレートな表現の気持ちよさにはかなわない。その間にはさまったホークスも、居心地悪そうではなかったな。全体的にハリウッドの余裕を感じさせるよい作品だった。マリリンもちらっと出てます。