吉田喜重『甘い夜の果て』1961年/日

右に『エロス+虐殺』、左に『秋津温泉』を置き、さてどこからどうやってなにを観ればいい?と1人で悩んでいても答えは出ないので、叔母に電話。返ってきた答えは「ぜんぶ」だった。文句のある作品もあれど、どれも観るべき映画だとのこと。吉田喜重が何者かも知らずに1作目から封切りでずっと観てきた人の言葉なので、納得も納得。「松竹ヌーヴェルヴァーグなんて吉田喜重でもってたようなものなんだよ」とも言っていた。40年以上経った今もしぶとく残り、こうして異国でも歓迎されているようなものくらい、少なくとも、当然観てしかるべきだよなと、改めて思う。
清々しい気分で、今日1本目。これは普通に面白い。競輪場でバイク飛ばすシーン、津川雅彦の「ばかやろー」は最高だった。