マノエル・デ・オリヴェイラ『ACTO DA PRIMAVERA』1963年/ポルトガル

去年観たけどもう一度。今となっては宗教画の約束ごととしてあるばかりと思っていた事柄が、その土地の農民たちの体と手仕事によって表現される土着的な劇のなかに詳細に残っているという事実には驚かされる。実際のところはかなり素朴と思われるその素材を、これだけの映画に仕立てたオリヴェイラの腕にも驚愕。なかなかないグレイトフィルム。きれいな復刻版でした。