dialogue avec アキ・カウリスマキ

つづいて今日はカウリスマキが登場。現在カルチェラタンの映画館Reflet Medicisではレトロスペクティヴが開催中で、本人もパリへやってきた。ヨーロッパのシネアストたちはもしかするとみなフランス語が堪能なのではないかと思い始めたところだったけれど、この方はフィンランド語か英語でということで(ほんとは英語で直接話したかったようでしたがフランス人の観客には英語だと分からない人も多かったため)、フィンランド語からの通訳となった。シネマテークとしては型破りなお客さんで、登場するなり上映ホール内での喫煙を試みようとする様子をみせたかと思うと、dialogueの前に上映されたフィルムの断片(『ハムレット・ゴーズ・ビジネス』)のなかで主人公がタバコに火をつけるのを待って同時に火をつけるという本日最高のパフォーマンスを披露。その後もひっきりなしにタバコを吸い続けながらの珍問答が展開されていきました…。
しばらくカウリスマキ作品から遠ざかっていたのでこの機会に、『ラ・ヴィ・ド・ボエーム』(Paris! Leaud! Boheme!)だけでも観に行こうと思っております。