今日は左岸から右岸へさっと移動して、マレにあるミュゼ・カルナヴァレの「『ラ・ミゼラブル』の時代のパリ」展を。ジャン・ヴァルジャンほか登場人物たちが歩いた道や街角の、近い時代の様子を示した絵や写真が展示の中心。私の仏文学読書ではユゴーは後回しにしていて(なにせ翻訳がほとんど手元にない)、今はバルザックなのですが、時代が重なるので十分面白かった。展示してあった1834年のパリ地図、あれと同じものがほしかったのだけど図版には入ってなく、お店の方にももっと古いものしか見当たらず。残念。とはいえカルナヴァレというのは、パリ探検家にはもってこいの場所なのであった。