Tricky@104 ouverture

パリ19区の端に今日オープンした大型アートスペース104(サンキャトル)のオープニングイベントにて、トリッキーの無料ライブ。ニューアルバム「Knowle West Boy」は気に入ってずっと聴いていたので、パリ市からのナイスなプレゼントには大喜びで飛びついた。こんなことはそうそうあることじゃないし、なにせ会場はうちから歩いても15分とかからない距離にある。
行ってみると、想像してたのよりもずっと大きな空間に大勢詰めかけてライブが始まるのを待っていた。ステージは小さめながら、ちょっとしたフェスの雰囲気に。そして始まったライブ。ギターにベース(若い女の子!)にドラムにシンセに女性ボーカル1人ずつという最小限の編成を率いたトリッキーは、求道者のようであり、Nearly Godのようでもあり、まあとにかくかっこよかった。見た目の美しさもすごいけど、やってる音楽がなんたっていい。地球広しと言えどもあんな人ほかにいないよなという素晴らしさだった。でもなんでトリッキーだったんだろう。フランス語のウィキペディアには今年トリッキーはパリに住んでるって書いてあったから、それで市民としてここに呼ばれたのだろうか。
今日のイベントは夜中の2時までやるという話が、ライブが終わるとそのままそこにいた全員が会場を追い出された。近所から苦情が出たのかな。104自体がやってる活動にはほとんどふれられずじまいだったので、またすぐ行ってみようと思う。
http://www.104.fr/
http://www.lemonde.fr/culture/article/2008/10/10/104-ouverture-de-la-ruche-des-arts_1105445_3246.html