イエジー・スコリモフスキ『アンナと過ごした4日間』2008年/ポーランド・仏

公開直前の、プレミア上映にて。ご本人も挨拶にやってきた。おお、おやじ、かっちょいい。
仏題は"Quatre nuits avec Anna"。"Quatre nuits"といったらブレッソン『白夜』(またかえ)。笑わない人たちによる、悲劇的で滑稽、超現実の、4つの夜の物語。
めちゃくちゃ寒そうなポーランドがうつってはいるものの、日本での出来事みたいな話。それがほんとにそうだった。日本の新聞記事からヒントを得てとった映画で日本で賞もらってるなんて、せわないぜ。でもヨーロッパからしたら、日本はそうとう超現実的世界だからな。来週帰るけど、どんな気分になるか想像するとちょっと緊張する。
映画の中で、アンナの部屋にかけられた滝のオブジェ(電気で全体が光って水のせせらぎと鳥の声が聞こえる)に、猛烈に憧れる。ああいうの、どこで手に入るんだろう。『ブエノスアイレス』の滝のランタンもあいかわらず欲しいと思っている。子供向けのものはよく売っているのをみるけれど、あれも滝がいいんだな。