宮崎駿『崖の上のポニョ』2008年/日

そうか、タイトルは「崖の上」か。ポニョのいるべき場所はそこなんだな。
お昼時の、がらがらの映画館にて。評判通りぶっとんでて、最高に楽しめました。最初っから最後まで、あっけにとられたまんまで「おわり」! いやあ興奮した。
なんだか映画全体が、お母さん、であった。豊穣すぎる海の世界、リサ、おばあちゃんたち、地球を狂わす月、グランマンマーレ、デボン紀の生物…。父ちゃんはいつまでたっても遠い海の船の上だし、ポニョのお父さんは誰からも喜ばれないような人でかわいそ。
そうすけの「航海の無事を祈る」(いきなりまじめ!しかも「祈る」って!!!5才が!!!!)と、ポニョが半魚人として崖の上に現れるときの姿形が面白すぎて、声をころしながら爆笑、途中で何度も思い出し笑いしてしまった。そこだけでもまた見たい。あとあの船がよかった。ちっちゃくて。たまらないものがあった。