ジェームズ・グレイ『Two Lovers』2008年/米

新春映画一本目は新作を。ジェームズ・グレイの『Two Lovers』を観てきたのですが、はじめから最後まで、全部全部とってもよかった。前作の『We own the night』(仏題La nuit nous appartient、邦題はアンダーカヴァー(?!))は去年パリでも大評判ながら私は観てなくて(急いで追いかけマス)、今日本でもずいぶん盛り上がってるようですけど、『Two Lovers』ではジャンルがかわって、ニューヨークのユダヤ人の家族友人恋人模様を描いた映画で、はじまったそばから、なんだこれは、こんなできた映画があっていいのか、と心震えながら観ていました。これはもう、普段はあまり映画見ない人含め、男女は問わないけど主に同世代くらいの友人たち全員に、ぜひともおすすめしたいです。
主演はホアキン・フェニックスグウィネス・パルトロー。お母さん役にはイザベラ・ロッセリーニ。時期もまさにちょうど今ごろのことを描いていたり、出てくるのがロシア系ユダヤ人であったり(ご近所さんにとても多い)、外が凍てつくような空気だったりで、かなりはまれる状況の中で観られたのも面白かった。
今日観たのは家からは近い郊外の映画館で、そこへ行くのは初めてだったので、写真を撮りながら帰ってきました。

数年前に改装したばかりの、きれいな映画館でした。スクリーンは3つ。1週間という短いスパンでロードショー映画をかけまくるというスタイルが気に入って、さっそく年間会員に。これで新作を逃さなくてすむようになれそう。

これは映画館の隣にいた、図書館猫