今週はキタノウィークだったパリ。月曜日、リベラシオン(新聞社)訪問、『アキレスと亀』プレミア。火曜日、勲章授与、カルチエ財団展覧会プレス向けの会。仕事でたけしに会えた友人より驚喜のメッセージが届く。水曜日、たけしのリベラシオン発売、カルティエ財団展覧会ヴェルニサージュ。私も行ってみたら次々と知人友人に遭遇。けど展覧会の内容よりリベラシオンの方が面白かった。たけしの面白さはかっちりした場に異物としてあってこそ発揮されるようなもので、おいら流一色だともういいかなと思ってしまう。木曜日、ポンピドゥーでのレトロスペクティヴ開幕で、本人登場。これも観に行こうかと思っていたのだけれど、展覧会を観て、まあたけしはたけしだなあと思い、予定変更。
もっと見逃せないものが別の場所であると知って向かった先は、女性週間関連企画でのアニエス・ヴァルダの会。ロビーでさっそく本人に遭遇。ちいさい妖精みたい!と思った。好きすぎてただ見守るしかない状態。上映は短編2つと、『歌う女、歌わない女』のころ制作されたテレビ番組の3本立て。前後にアニエスの解説が入る。上映の後にはサプライズで、映画と番組に出演したサイケフォークなミュージシャンが何十年ぶりかにアニエスの前で集結して演奏。全部が感動的すぎて、涙、涙。場の雰囲気も良くて、魔法がかかったみたいな夜だった。