ニール・ブランド氏インタビュー

http://users.ejnet.ne.jp/~manuke/zatsu/eiga/neilbrand.html 岡田秀則さんというフィルムセンター研究員の方のサイトより。

フィルムセンターでのカール・ドライヤー上映全てにピアノ演奏をつけた方です。楽しい映画ほど良い感じでした。特にやっぱり「むかしむかし」がよかった。フィルムが残っていないためスチールで構成されていた後半部を盛り上げてくれたのはこの人でした。毎回始まりと終わりの挨拶のポーズがそれぞれ決まっていてそれもよかったです。最終日の最後の作品を弾き終わった瞬間には感激で一杯になりました。というかそれが「むかしむかし」でした。インタビュー中でも話題になってるとおり、サイレントは音楽なしで観たい、なんてことがよく言われるけれど、私は実はそうではない気がしていて(そこまで映画に対してストイックになりたくないしなれないというわけですが)、こないだ小津の「朗かに歩め」を観ていたときにもジャズかけろジャズとずっと思っていたものです。多くの人に観られることを望んでいるようなサイレント映画の場合は特に、適切な音楽と、日本映画ならば弁士がつくことを前提に作られていたのだなということがよくわかります。