ドイツ表現主義映画展/シネマテーク・フランセーズにて

シネマテーク・フランセーズには映画の博物館も併設されております。いつでも行けるしと思ってこれまで一度も入ったことがなかったのですが、そこでずっとやっていたドイツ表現主義の展示が明日までというので、最後の最後でついに足を踏み入れてきました。
映画というのは映画自体を映画館で観ることがなによりなので、映画の博物館なんていうのはほんとに面白いものではなく期待していませんでしたが、ま、やはり、という感じです。複数のプロジェクターによって会場内のあちこちで映画が部分的に映し出されているのを観るたびに、1本丸ごと観たくなるという苦しみを味わうはめになりました。
それでもひとつ、この博物館のなかで観たかったのは、別の展示で見られたサイコのお母さんの首。ある日ラングロワのところへヒッチコックから小包がとどき、そこに入ってたのがその首だったとのこと。思っていたよりリアルでした。ラングロワがその首と一緒にうつってる写真も素敵です。