ロベール・ブレッソン「湖のランスロ」1974年/仏

mk2ボーブールにて。
アーサー王伝説を元にしたようなしてないような中世の騎士たちのコスチュームプレイ。
ブレッソンが役者として選んでくる顔も、あまりにわびしい雰囲気も、相変わらず最高なのだが、低予算ゆえに極限的に限られた状況(限られすぎ!ほとんど地面しかうつってないよ!)と俳優たちの無表情のために、話の流れが全然わからなかった。ここまでわからないと観たと言えるのかあやしいので、フランス語力が上がった後にもう一度必ず観ることにする。いきなり首がとんで血しぶきが吹き出したり、バグパイプのへんな音楽が聴こえたりするのは意外で面白かった。それにしても赤いフィルムだったなあ。こんなのしか残ってないのだろうか。
この映画のなかではモデルのような美青年だったゴーヴァン役のアンベール・バルザン、その後映画のプロデューサーをしていたようだけど、2年前に自殺していた。
http://arts.guardian.co.uk/news/obituary/0,,1423309,00.html
先に「モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル」を観ていた人たちが、立て続けにこの映画を観て笑ってしまったという話には、あんまりだと思いつつ、自分も同じ状況で観てたら…とも思う。
http://www.yo.rim.or.jp/~manp/data03.html
http://en.wikipedia.org/wiki/Lancelot_du_Lac_(film)