キング・ヴィダー「群衆」1928年/米

シネマテーク・フランセーズにて。
サイレント。ピアノ演奏つき。ちょっと左側切れてたけど、とてもきれいなフィルム、きれいな映像だった。
のっけから超ハイテンション。ピアノも負けじとエネルギッシュなままの2時間、見事な演奏でした。
20年代、映画が作れるような都市ではどこも同じだったのか、不況時代の落ちぶれ夫とよくできた妻を描いた映画はほんとにいっぱいあるなあ。子供のこととご飯のことで妻は手が回らないのに、楽しそうにウクレレを弾く夫!(あれれいつも見てるような光景が!) 家を出ようとしてても夕飯は作っておく妻!(うちも今日はミッチの夕飯用意してから映画に出かけた!) こないだ観たドイツ映画には、夕飯の時間に突然家を飛び出した夫が朝帰りしても帰ってきた瞬間に文句も言わずご飯を出した妻が出ていましたが(強者!)。