オスカーゴーズトゥ

昨日の夜はまたけっこうテンパってましたが、テストはうまくいきました。というかどちらかというと頑張ってる人には満点を取ってほしそうなタイプのテストでした。今日から発音の授業も始まったのだけど、かなりさばさばした先生で説明もわかりやすく楽しめる授業だった。またまた一安心。なので今日は少しのんびりしよう。
んで、アカデミー賞。こちらではcanal+という有料放送でしかやっておらず、スクランブル画面を眺めていてもつらいだけなので夜は寝ました。で、朝起きてネットをみたら、スコセッシと出ていた。もうこんな商業映画撮りたくないと言ったのはおまえさんだろうと思ってたのだけど、本人もずいぶん喜んでるみたいでそんなものなのだね。ポール・ニューマンが「ハスラー2」でやっとオスカーもらった時みたいな感じだろうか。しかも「ハスラー2」もスコセッシ。いちいち小物感ただよってるなあ。別に批評家の喜びそうな結果でなくてもいいのだけど、アカデミー賞にはできるだけ豪快な賞であってほしいと思うと、この結果はしょぼすぎる。
主演男優賞は鶴瓶ことフォレスト・ウィテカーイーストウッド「バード」では彼があの映画をだめにしたと思っていたのですが、その後立派に変身したのかな。関係ないけどこの人も「ハスラー2」に出ている。
ところでラジー賞の常連だとばかり思われているスタローンは、もはやアカデミー賞からは遠いところにいるのでしょうか。いやいや撮ったリメイクと、制作者の魂そのものの作品と、一体どっちに価値があるっていうんだね。まあはやい話がアカデミー賞の結果なんてどうでもいいから、「ロッキー・バルボア」は見逃すなということだ。
個人的にはやっぱり「硫黄島からの手紙」に賞がいってほしかった。すでに何度も賞をもらってることがじゃましたのだろうけど、あれはアカデミー賞にはもったいないくらいの映画だったね。涙。

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アカデミー賞作品賞の歴代受賞リストをみていたら、「ロッキー」が作品賞をとった1976年に「タクシードライバー」がノミネートされていた。で、そのあと今度は自分でとったボクシング映画「レイジングブル」では受賞を逃し、イーストウッドがこれまたボクシング映画「ミリオンダラー・ベイビー」で作品賞の年は「アビエイター」の負け。もし今年「ロッキー・バルボア」が候補に挙っていたら相当な因縁の対決になったところだったけど…。でもそれでロッキーが敗れてたらかなりむかついてたと思うのでそうならずむしろラッキーだったのかも。
ああでもなんで「アビエイター」より「ミリオンダラー・ベイビー」だったのが突然、「硫黄島からの手紙」より「ディパーテッド」になるんだ。「ミリオンダラー・ベイビー」よりも「硫黄島からの手紙」じゃないのか。そこにある精神は関係ないのか。監督の器としても圧倒的にイーストウッドじゃないのか。よう。

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ニュース映像見ました。みんな笑顔でスタンディングオベーション、プレゼンターがスピルバーグ、コッポラ、ルーカス、なんだかすべてが丸くおさまったかのように見える演出じゃないか。そんなほのぼのの賞だったのかよう。