マノエル・ド・オリヴェイラ「Belle toujours」2006年/仏・ポルトガル

ブニュエル「昼顔」の続編としてミシェル・ピコリとビュル・オジェで撮られた、オリヴェイラ97才の映画。ということらしいのですが、短いけどよかった。
ミシェル・ピコリはこの間シネマテークに現れたピコリそのもの、パリの街も毎日みているこのパリそのものだったのでそれだけで感激。若き日の姿を観たばかりのビュル・オジェが今の姿で出てきたことにも。今もとてもかわいい。年をとったピコリの顔はほとんどチャーリーブラウン。
あと半年も頑張れば全部わかるようになるのではという希望を持たせてくれた美しいフランス語もよかったけど、言葉のない時間がまた美しかった。音楽会のシーン。街角での偶然の再会シーン。そして、一言の会話もなくあっという間に食べ終わってしまう食事に、涙。その後の会話は少々コンプリケ。でもそこもまた美しいシーンだった。締めくくりに鶏。最初から最後まで軽い笑顔のピコリ。
http://www.lemonde.fr/web/article/0,1-0@2-3476,36-894015@51-891339,0.html
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