バフマン・ゴバディ「Half moon」2006年/イラン

死期を近く感じているクルド人の音楽家がイランとイラクの国境線を行く旅。ユーモアもあり、美しさもあるけれど、こわいくらいに悲痛な詩だった。
この地域の現実を知らなさすぎるので、どこまで冗談なのかがわからなかったりするのだけど、そういう遠くからの視点で見られることもわかっての表現だろうと思う。優れすぎててそれも恐ろしい。
何にせよ、ぜひとも見られるべき映画の1本。
http://filmex.net/mt/dailynews_2006/2006/11/qa_10.html