吉田喜重『樹氷のよろめき』1968年/日

これはお気に入りの側についた。岡田茉莉子の昔の恋人役、木村功の語る冷静な言葉が美しい物語をみせてくれた。
冬の北海道が舞台。吉田喜重の映画ではよく画面が真っ白になるけど、この映画ではニセコの雪が画面を埋める。真っ暗な室内から一転して雪の斜面が映った瞬間、まぶしくて、くしゃみが出そうになった。