Carl Craig + Jazz musicians from Detroit

木曜日も同じJazz祭り。1年とあけずCite de la musiqueに帰ってきてくれた、カール・クレイグのライブ。去年の公演ではパリを拠点とするクラシックのミュージシャンたちとともに曲を演奏・再現するというかなり迫力のステージを披露していましたが、今回はデトロイトのレーベルTribe Recordsで70年代に録音してたというミュージシャンを何人も連れてきて、これこそが自分のルーツなのだということを示してくれた。トランペット、トロンボーン、サックス、ドラムで登場した4人のミュージシャンは今や60~70代のおじいさんたちで、演奏してないときの様子はかなり気ままで飾らない姿が可笑しかった!のだけど、いったん楽器を手にすると、そのステージの誰よりすごい、やってる音楽かっこいい、という、それはものすごい光景だった。カール・クレイグの彼らへのリスペクトの巨大さをひしひしと感じる、感動的な時間でありました。
http://en.wikipedia.org/wiki/Tribe_Records
Jazz祭りは日曜日まで続きますが、私は今年はこれにて。出演者と企画側が一緒になって工夫をこらしていると思われるプログラムは毎年とても豊かで、それでいてチケット代はおさえられていて(複数組み合わせるとさらにお得に)、しかも会場まで歩いてすぐなので、見のがせないイベントになっています。今年は記念にJazz is not deadと書かれた缶バッジを買いました。