2002年

今日はこれ。The Libertinesの『Up the Bracket』。完全に後追いで、このレコードを初めて聴いた瞬間感じた「しまった!」「やられた!」「ライブ見逃した!!」という思と共に、選出。この若さ、もろさ、あやうさ、不完全さ、自由、疾走感、でもはずすところは絶対にはずさない抜群のセンス、そういうもの全部が生々しく封じ込められた録音。へんにきれいにしてないところが、さすがミック・ジョーンズ(プロデューサー、元クラッシュ)。セカンドよりファースト。ストロークスよりリバティーンズ。カールだけピートだけより、カールとピート。

Up the Bracket

Up the Bracket

アルバムトータルで素晴らしいと思うのだけど、1曲選ぶなら「Boys in the band」を。当時映像つきで観てたら逃げ出してただろうなーという、まだぷにょぷにょの子供で洗練されてない感じがまたなんとも。
http://www.youtube.com/watch?v=7xg5MAQ3dAU
ファーストの後に出たシングル「Don't Look Back Into The Sun」もおまけで。こればっかりはバーナード(The Tearsのかたです)と作った最初のバージョンの方が、ミック・ジョーンズと作り直したものよりもずっといいです。
http://www.youtube.com/watch?v=_g207eTzVw0