2006-01-01から1年間の記事一覧

ロベルト・ヴィーネ「カリガリ博士」1919年/独

言わずと知れた。こういうのは一度観れば絶対忘れない。ラングを待つ間に観るというつもりだったので、これだけ観て帰ってくることになるとは思わなかった。文字要素はすべてフランス語でつくられたフランス語版。でも結構読めたぞ。色は青、茶色、黄色に場…

「月世界の女」は観られなかった

今日はフリッツ・ラングの「月世界の女」が観られるというのでそれを最優先に1日の予定を組み立てておいたら、シネマテークのミスにより観ることができなかった。他の映画との時間調整と上映分数の告知をそれぞれ失敗していて、開始時間も終了時間ものびの…

ヴァルター・ルットマン「伯林−大都会交響楽」1927年/独

シネマテーク・フランセーズにて。 映画の歴史について書かれた本では必ずと言っていいほど言及される映画です。これまで部分的にしか観たことがなかったので、今回初めて全編観ることができました。ベルリンという大都市に見られる人々の営みを映した映像を…

テル!

テルこと岩本輝雄選手が引退だと聞きました。本人はさぞかし残念だろうと思うのですが、最後の試合の後の面白コメントを読む限りではまたなにかやってくれそうな感じがするので、今後の活動に期待をしています。 http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan…

・・・

http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20061215/mng_____sya_____006.shtml http://www.tokyo-np.co.jp/flash/2006121501000666.html 今日または昨日の日本。遠くはなれていても最低最悪のことが続けておこったことはわかりました。選挙の方法、法案成立の手続…

村川さんやめてくださいよ

現存するバンドの中でマニック・ストリート・プリーチャーズが一番好きだという、そしてこれまで観た映画の中で何よりも好きなのが北野武の「ソナチネ」だというミッチもびっくりの、ビデオクリップを発見しました。 マニックスのボーカリスト、ジェームス・…

エリセ

etc

上に「エル・スール」のことを書いたので余談。主にid:pintucksさんへ。 小学生の頃、「ミツバチのささやき」を深夜放送されたもののビデオで繰り返し観たことはこれまでいろんな人にお話ししたとおりですが、続けて放送された「エル・スール」のビデオもう…

フリッツ・ラング「恐怖省」1944年/米

今日もシネマテーク・フランセーズの窓口にかわいい人、いました。オーランド・ブルームからあまったるさをひいたような素敵な男性。そんなひと普段パリ歩いてても全然いないんですけどね。 さて今日の映画はアメリカ時代のフリッツ・ラングでした。ドイツ時…

マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット「岸辺のふたり」

「岸辺のふたり」という邦題のついた8分間のアニメーション。ぜひ見てという声をキャッチしたので、さっそく見てみました。原題は「Father and Daughter」。日本では映画館でも上映されていたようです。これは私もyoutubeでなくて映画館で、観てみたかった…

新しい言語の習得というのはエネルギーのいる作業でそれなりに疲れます。それでもフランス語が解る・話せるようになりたいという思いは日に日に募っており、時間があればなにか足しになることをしていたいと思い、今日はゴダールの「愛の世紀」(2001年)DVD…

クリント・イーストウッド「父親たちの星条旗」2006年/米

今日の午後は家でゆっくりする予定だったのですが、日本ではもう「硫黄島からの手紙」が観られるというのにこっちでは「父親たちの星条旗」もまだなのかと思いきやすでに終わりかけだったと気付き、夕方あわてて二番館へ駆け込んでしまいました。 向かったの…

シネマテークのスタッフ

最近気になっているのですが、シネマテーク・フランセーズで働く若いスタッフ(結構複数いる)には、かわいい男の人とかわいい女の人とかっこいい女の人が不思議と多いのです。切符売りと切符切りとしてそこにいるのですが、映画が好きでたくさん観たり調べ…

ドニ・ラヴァン朗読「タルコフスキー日記」

今年はタルコフスキーの没後20年。12月の命日に合わせて企画されたであろう数日間の特集の目玉が、レオス・カラックスの映画で知られる俳優ドニ・ラヴァンによる「タルコフスキー日記」の朗読でした。 昔あこがれていた人に十数年ぶりに再会したらやっぱりお…

たき火おまけ

etc

2年前の夏のたき火。自分で見て笑える…。 http://d.hatena.ne.jp/tomcot/20040831 叔母と叔父です。これも笑える…。 http://www.ulz.nu/%7Etomoko/snaps/nagano04-5.jpg この叔母なんですが。映画が好きな人というのは年間に何百本も映画館で映画を観ていた…

etoile

パリへ来たはじめのころ、夜に空を見上げても星が全然見えないことにすごく悲しくなったのだけど、さっき帰ってきて中庭でぱっと空を見上げたら、やっと星らしい数の星を観ることができた。しかもオリオン座が正面にあって、泣けた。

タルコフスキー2本

アンドレイ・タルコフスキー「鏡」1975年/露 アンドレイ・タルコフスキー「ノスタルジア」1983年/伊 シネマテーク・フランセーズにて。 観たことない映画も観たいのですが、やってると思うとつい行ってしまう。まあ2回は観ておいて問題ない映画です。どち…

ナントの勅令

いま毎日通っているソルボンヌ大学付属文明講座では、フランス語の文法・発音の授業に加えてフランスの文化や歴史についての講義を受講することができます。私の選択したコースでは毎週2コマが必修で、文学と地理の講義を受けています。この文明講座という…

ぎょうざ

思い立って皮から餃子を作ってみた。が、皮作りの最後の行程(延べ棒でのばす)をミッチにお願いしたらそれがとても大変で苦労させてしまいました。ごめんよ。皮が薄くて焼くときに穴があいたりもしてましたが、それなりにおいしく食べられました。

昨日のつづき

初期の映画には、退屈な男の妄想、男の破滅、女の辛抱、女の屈辱、そんなものがたくさん出てくる。それでもハッピーエンドに終わる映画もあれば、絶望的な終わり方をする映画もある。でも映画自体が女性や子供や貧乏人を裏切ることはほとんどない。それはき…

夕飯はまたハーフパスタ2種にピザにサラダ。最近、小型のオーブントースターを買ったのです。フランスではパンを縦に入れる型のトースターばかりが売られてて探すのに苦労したのだけど、promotion7という移民の人による移民の人のための安い電気製品屋で無…

カール・グルーネ「蠱惑の街」1923年/独

(Karl Grune “Die strasse” 仏題 “La rue”) 主人公の動きがめちゃくちゃのったりのったりしていて、展開するのに時間のかかる映画でした。ミッチは初期の小津を思い出すと言っていたけど、まだ映画になりきれてない映画につきあうには少々の辛抱が必要です…

ちょいとおつかれ気味。こういうときは昼寝。というより夕寝。探し物をしてから帰ってきておそいお昼を食べてから寝て、起きたらもう夕飯の支度。あっというまのまたご飯。ゆっくり食べる。書き物をして、やっと今から復習と宿題。 毎朝ドライヤーをかけると…

週末遠足

毎月第一日曜日は美術館その他の文化施設がフリーの日。ということで昨日は、パリから電車で30分ほどの場所にあるフォンテーヌブローという街のお城と庭を歩いてきました。ソルボンヌ文明講座の地理の先生にヴェルサイユなんていいからフォンテーヌブロー…

先週の授業ではだいぶ情報量が増えてきて、金曜日の夜は頭の中がフランス語でいっぱいになりながら寝て、起きたときもまたそういう状態だった。いまここで自分でも余計にがんばっておくとよさそうな感じがする。間違えながらでもいいから、少しずつ自分のも…

BHV、habitat

日用品を買う旅のつづき。サンポールの古道具屋を冷やかした後、オテルドヴィルのBHVとレアールのhabitatでわが家に必要なものを見つけて帰ってきた。クリスマスシーズンなので、デコレーション用のあれこれや贈り物向けに魅力的にパッケージングされたあれ…

ノーマン・フォスター「恐怖への旅」1943年

またまた名画座アクション・エコールにて。ノーマン・フォスターなんて言われても建築家しか思い浮かびませんが、多忙なオーソン・ウェルズの代役をつとめた監督です。元々オーソン・ウェルズが中心となって用意されたサスペンス映画で、脚本はウェルズとジ…