エミール・クストリッツァ『アンダーグラウンド』(1995年/仏・独・ハンガリー)

封切りの時にシネマライズで観て以来だから12年ぶり。あの時一体どれだけ興奮し衝撃を受けたかはまだ覚えてる。サントラもよく聴いていたので、映画冒頭の音楽を聴いただけで泣けてきた。内容も覚えていたからもうびっくりはしないけど、その分この映画の素晴しさがダイレクトに伝わった。最後のシーンに至るまで、よくもここまで映像に作り上げたものだと思う。
この映画でクストリッツァジャン・ヴィゴアタラント号』にオマージュを捧げているのはよく知られたところ。今日Table rondeのあとオリヴェイラに思わず直接ヴィゴの話をふってみたのですが、、、そんな話はこちらの方にこそ向けてみたいものだったと、水の中をいく花嫁と花婿の姿を観ながら思いました。
http://fr.wikipedia.org/wiki/Underground_%28film%2C_1995%29
さらにこの後、屋外上映のオフュルス『歴史は女で作られる』(カンヌで上映された復刻版)にかけつけたものの、もはや集中力はなく、雰囲気だけ楽しんで帰宅。でも、楽しかった。