2010年7月のピート

7月7日の夜は、家の近くでピートのライブ。20時会場で前座がひとつ、のところは観ずにぎりぎりまで家にいて、ワールドカップ準決勝の立ち上がりを見届け、前座はさいあくであったとの(予想通りの?)一報を目にしてから、21時頃いざ会場へ。きちっとした場所だからか、ピートもきっちり出てきた。時間のロスなしでピートのライブが見られるなんて、もはやつまらなく思えてくる。けどやきもきももう大変だからまあよかった。ライブの機材は、VOXのアンプにつないだエレアコ一本。アンプの上には赤ワインのボトルとグラス。曲によって、バレエダンサーが2人登場する。クラシック用のホールなので音がほんとにきれいだった。照明に照らされたピートもとてもきれい。やっぱり特別な人だなと思う。映像でも音楽データでもない、ピートが歌を歌ってギターを弾いてるその時間空間だけにある光と空気の中で、胸がいっぱいになる。リバティーンズ時代からデモバージョンしか出回っていないような曲の中にもかがやくような名曲があって、後半フランス語の歌詞でも歌われた「Smashing」、はじめて聴いたけどものすごくよかった。あのスタイルでなら新しい曲がいくらでも沸き上がってくるというのではどうやらなくて、長い間にちょっとずつ生み出された曲のなかから好きなものを選んでずっと演奏しているということらしい。この日は約1時間の短めセットだった。次はいつになるだろう。