ジョン・ケイル ライブ!

さて夜は、ついにこの日が来てしまいましたのジョン・ケイル@トラバンド。想像してたより小さくておなかも出てて、結構もうおじいさん(現在64才)、だったのですが、白髪にピンクのメッシュ入れてて、表情もさすがかっこよかった。一番前で観ていたのでライブ中何度も目が合いました。
バンドはジョン・ケイルが歌+ギター/キーボード/ビオラで、ギター、ベース/シンセ、ドラム/パーカッションの4人構成でした。エネルギッシュで想像力溢れる魅力的なバンド。ミュージシャンてこんなにかっこいいのかというお手本のような。曲は全体的にロック!で、合間にアコースティックギターによるブルース/カントリー調の曲が数曲はさまって、またロックな曲へともどるところで楽器をビオラに持ち替え「Venus in furs」をやってくれました。でもそれはちょっとした余興という感じで、力強い最近の曲に持って行かれました。エフェクターを駆使したアンビエントな曲もまた素晴しかった。どんな曲でも半端なものはなく、ジョン・ケイルの動きもギターの弾き方もどうみてもおやじ、いやもうほとんどおじいさん、なんだけど、若い人以上に若々しく、最後の方ではもうかなり音楽にめろめろへろへろになってしまいました。まあなんと言ってもあの歌声です。最近作った曲と言って歌った「hey ray」という曲でも全盛期のルー・リードにもまったくひけをとらないかっこよさだった。終わって時計をみたら、え、そんなやってたのと驚くくらいスマートな構成でしびれっぱなしの2時間半でした。セットリストをもらって帰ってきました。
今またうちでもジョン・ケイルの最新作を聴いておりますが、ライブで聴いたあとで聴くと今までとまるで違って聴こえるので、改めて感激しているところです。