2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ハワード・ホークス「ヒット・パレード」1948年/米

原題「A song is born」。「教授と美女」を自分でリメイク。ほとんどそのまんま!なので驚く。そして笑っちゃう。変更点は、百科事典の編纂者たちが音楽史の研究者に置き換えられているところ。9年間こもりきりで新しいジャズの出現に気付かなかった彼ら。…

エリセ/キアロスタミ展最終日

ついに最終日。展示に別れを惜しんだあと、夜のクロージング上映会に参加。 パリ滞在時にエリセをアラン・ベルガラが取材し、現在編集作中の「Cinema du notre temps」を部分的に公開してくれた。ポンピドゥーセンターのあちこちでインタビューされたり(途…

les chiens aboient, la caravane passe

オザケンのアルバムタイトルは、ジッドから教えてもらったというカポーティの言葉を引用したのだろうけど、 「アラブのりっぱなことわざにもあるように、《犬はほえても商隊は進む》ですよ。」この引用をしたあとで、ノルポワ氏は口をつぐんで私たちを見つめ…

ハワード・ホークス「暁の偵察」1930年/米

2回目。人生最後のチャンスと思って観ました。ホークス映画トーキーの幕開けは、空軍の空中戦。画面の奥からこちらへ向かって独り乗りの戦闘機がひゅーっと飛んできました。 これ以降のホークスのひな形になったような映画で、心動かされる名場面の多い傑作…

クリスチャン・ナイビー「遊星よりの物体X」1951年/米

前にビデオで観ているしと思って一回目の上映は見送ったのだけど、ホークスはプロデュースしつつ半分くらい自分で作ったというので観てきました。 極限状態にある北極の風景は「帝国の逆襲」を思わせ、探知機のガイガーってのが「エイリアン」につながってて…

くしゃみばかりしています。

ハワード・ホークス「リオ・ロボ」1970年/米

やっと復帰。「エル・ドラド」は後半戦にまわってしまったので、とんでこちら。ホークス最後の作品。 激渋です。音楽(Jerry Goldsmith)が妙にいい。からっとした画面の色や構成に、映し出されるもののいかがわしさに、よく合っていた。冒頭のクレジットは…

語学学校へ通わなくなって以来、フランス語の学習とは別に、フランスの文学作品を翻訳で読む時間が取れるようになりました。パリにいる間にあれもこれも読んでおきたいと当初より意気込んでおりましたが、フローベールが一段落したところで、そろそろ今しか…

昨日の夜は寒さと乾燥がひどく、喉の痛みに夜中起きて、ものぐさでつけなかった加湿器にあわてて水をいれて(ブリタ通してから)また寝たりしたので、夢どころではなかった。軽く風邪です。昨日今日とホークスはお休みにして、焦らずゆっくりしています。

新年おめでとうございます。こちらでも年を越した瞬間にはあちこちから「Bonne annee!」と叫ぶ声が聞こえましたが、2日にもなるといつもの日常。頭ではわかってはいても、日本のお正月に慣れてる体には、やっぱり淋しいものです。 初詣とかおとそとかおせち…