アニエス・ヴァルダ『カンフー・マスター!』1987年/仏

ジェーン・バーキンの肖像を映画に描いた『アニエス・vによるジェーン・b』から飛び出した、もう1つのJane par Agnès。物語はフィクションなれど、出てくるのはジェーン・バーキンの家族と、アニエス・ヴァルダの息子マチュー。身近な素材からこんなにも…

昨日はいろいろと疲れたので、夜はぼーっとテレビで続けざまにやってた『ファントム・メナス』と『エイリアン』をみられる範囲で楽しんだ。盛り込み過ぎで画面も何もごっちゃごちゃな前者はともかく、シンプル、低予算、音楽控えめ、知恵で勝負な『エイリア…

アボカド栽培

10月に水栽培からはじめて、その後ジャムの瓶とふよう土で育てていたアボカドが大きくなってきたので、花のマルシェでもらってきた鉢(買おうと思ったらくれました)に植え替えました。とてもきれいな葉っぱで、眺めているだけで嬉しくなります。南国の植物…

土曜日。無事amiさんと会えました。3年前と同じクスクス屋さんにて。初めて会う方々との出会いもあり、楽しい夜になりました。 日曜日。ここのところ、2度目観ようと思っていた映画がたくさんありながら、なかなかそうも言っていられず。時間、タイミング…

昨晩arteでクロード・ランズマン『SHOAH』第一部が放送された。9時間半のうち、古い時代に撮られた前半部分。巨大な知性を前に、できるだけ見誤ることなく受け止めようと全身全霊で観ていたら、今に至るまでの自分の時間はこれをこうして観るためにあったよ…

クリント・イーストウッド『Invictus』2009年/米

マンデラ氏への無限の尊敬が示されつづけた2時間。あまり複雑なことは描かれず、晴れ晴れとした作品だった。ある年のラグビーワールドカップの物語としてだけ観ても、かなり盛り上がった。『ミリオンダラー・ベイビー』でも試合でがんがん勝ち抜いていく部…

OZAWA!

オザケン復活ニュース、メッセージで友人が知らせてくれました。gammeさん、カルボさん。どうもありがとう。そんなときに思い出してくれて。いつか再び「天使たちのシーン」が聴ける日が来ることを、ずっと待っていました。一緒にライブへ行けたらどんなにい…

この一週間夜に刺激の強いイベントが続き、ハイチのことも気になって、だんだんと寝付けなくなってきていた。昨日はムーミンの展示を観に行って一息。家に帰ってネットでアニメも観たら、起きた時頭の中にあったのは、ムーミンパパとママの顔だった。 今日は…

イアン・ブラウンLIVE @ Trabendo, Paris

近所のライブハウスにイアン・ブラウンが来る?!と知ったのは昨日のこと。いっそいでチケット確保して、行ってきましたよ児島さーん! 95年にローゼズとして来日したとき観て、ソロになってすぐ98年のフジで観て、それ以来。アルバムもずっと聴いてなかった…

モニュメンタ

ロメールを追悼した本日付けリベラシオン(日刊紙)を買って読む。昨日夜の時点で完成していた(pdf版がネットで出ていた)はやわざにしては、とても丁寧な記事で表紙含め全11ページがロメールにあてられた特別編集版だった。 トゥビアナ氏の追悼記事。http:…

エリック・ロメール

ここ数日フランスのニュースでは訃報つづきで、この寒さが連れて行ってしまうのだなと思っていた。今日、シネマテークで始まったペドロ・コスタのレトロスペクティヴのオープニングにて、はじめに、ディレクターのトゥビアナ氏よりロメールが亡くなったとの…

土曜日。あの寒さのあとに雪が来た。たき火のその後を想像するのは困難になった。家では中央暖房vs窓からしみ込む寒さの戦い。湯たんぽが手放せず。夕方街歩きに出発。昨日よりはまだ寒くない。モンマルトルを歩きながら、ちょこちょことお店をのぞく。気に…

少し前に公開となったミア・ハンセン=ラヴの『Le Père de mes enfants』を再び映画館で。上映のあとは監督とのdébat付き。2度見ても美しいものは美しいと思った。連れ合いは△と言っていた。友達は目が輝いていた。その連れは友達のことで頭がいっぱいであ…

Les soldes hiver 2010

パリでは今日から冬のソルド(セール)がスタート。年に2回の街をあげての一大イベントで、初日はいつもお祭り状態。なのでありますが、今日は街中が凍り付く寒さの中でのショッピングを強いられ、おそらく皆お気に入りの店だけを狙うか、またはデパートな…

クリスマス〜年末はさむさが和らいでくれてよかったのだけど、ここ数日またも氷点下に逆戻り。そのままスキー場に行っても大丈夫そうなスタイルで外出してます。 必要な書類があってあれこれあって行ったり来たり。が苦労の甲斐なく、AがないとBは出せないと…

Max et les maximonstres

2009年に最後に観た映画が、家でキャメロン『トゥルー・ライズ』だったというなんだか間抜けなことになってしまったのだけれど(十分楽しみましたよ。けどまさかあんなにも世のとーちゃんたち向けで、一番の見所が困惑するシュワルツェネッガー氏の表情だっ…

NOUVELLE ANNEE 2010

あけましておめでとうございます。大晦日はお友達を呼んでささやかにパーティをしておそばを食べて、そのまま朝になって昼まで眠り、お雑煮を食べました。生牡蠣も。初めて試して以来毎週のようにマルシェで牡蠣を買ってきてはナイフでこじ開けて、レモンを…

今日ははりきって掃除を。あまり物を捨てたりしなかったので、中掃除くらいになった。それでもすっきりさっぱり。実家より大凧に賀正と書かれたカードが届いたので、みかんと一緒に飾りました。ちょっとしたものでも、新年気分になれて嬉しい。来年も良い年…

Tetro

上映開始の30分前に今日もう観てしまおうと思い立ち、コッポラの新作『テトロ』を。2008年のブエノスアイレスが舞台。世界的な名声を得た芸術家を父に持ち、長男で、過去に家族内であれこれとあり、ときくからにめんどくさそうなものが何重にも張り付いてし…

パーティ続き。クリスマスが過ぎたので忘年会的に。今日は中休み。 夕方近くになってボワ(森)に行きたいと言い出した人がいたので、バスに乗ってどんぶらこと西へ行き、長めの散歩。 少々危険な林を抜け、ついに湖に出ると、半分水が凍っていた。 さらに歩…

アバター3D

イヴの夜に無事クリスマス会を開催できたので、今日は1人で映画に。mk2まで走って10分、その先に待っていたのはジェームス・キャメロン『アバター』3D(パリでは、3Dはmk2、2DはUGCで、という分担らしい)。んが、乗り物に酔いやすいたちなので、前半具合が…

2007年

最後の1枚はこれ! Robert Plant & Alison Krauss『Raising Sand』。そりゃツェッペリン再結成なんてもうやりたくないだろうなーという、ロバート・プラント現在形の大傑作。アリソン・クラウスとのデュエットはまだ続くようなので、次こそはどこかで遭遇し…

2009年

残り2枚。最後は決めてあるのでその前に、これを入れなければ終われないというのを。電気グルーヴ『20』。昨年出した快心の復帰作『J-POP』ともかなり迷ったけど、歌詞がよすぎるしずっと聴いてるのでこっちにしました。瀧と卓球それぞれの言葉遣いで巧妙に…

フリーベース

最近幸運にもほしいと思っていたものが次々と手元にやってきてくれたので、今ほとんど物欲というものがなくなっているのだけど、それでもサンタクロースにお願いできるのならしたいものが1つだけある。それはこれ。フリーが作った初心者用ベース。 http://w…

2009年

8枚目。今日は、John Frusciante『The Empyrean』です。レッチリのジョンも最高だったけれど、いまやソロのジョンもすごいことになった。2004年に連続で何枚もソロ作を出した頃はまだmusic from his bedroomな感じだったのが、一気にスケールが広がっていて…

2007年

今日はこちら。バーン先生のラジオで度々かかるのを聴いているうちにすっかり気に入ってしまった、Jun Miyake(三宅純)の『Stolen From Strangers』。パリ在住の日本人ミュージシャンで、去年だったかギャラリー・ラファイエット(デパート)の広告にも堂々…

シャルロ

arteの年末チャップリン特集にて『モダン・タイムス』。笑いと涙が止まらず。スピード、スピード、スピードの中で表現される、慎み深さ。天才の仕事。ほとんど全てのシーンが有名な名場面で、ほぼその組み合わせだけでできているにもかかわらず、何度見ても…

2009年

今日はこれです。今年9月に発表された、Yoko Ono Plastic Ono Band『Between My Head and the Sky』。オノ・ヨーコを中心に、ショーン・レノン、本田ゆか、コーネリアスグループ参加の、見過ごすことは不可能なアルバムで、しかも一度はまるとしばらくは出て…

ジャンヌ・ダルク

ジャンヌ・ダルクの映画を2本。無声映画時代のセシル・B・デミル版は、壮大な規模でジャンヌ・ダルクの物語の全貌を描きつつ、イギリス軍人とのロマンス、現代(第一次大戦時)との入れ子構造など、さらなる見せどころを取り入れたどん欲な大作。1910年代の…